【2019年】第13回:ツール・ド・下関にチャレンジ!大会本編
2019年ツール・ド・下関に参加してきました。
今年で3回目となった、ツールド下関のチャレンジ!
今大会はかなり過酷でした。
大会申し込みの記事は下をご覧ください。
- 出だしが勝負
- スタートからハイペース
- 第1エイド(室津)20kmまで
- 第2エイド(土井が浜)46kmまで
- 第3エイド(私設エイド)68kmまで
- 第4エイド(みのりの丘)85.8kmまで
- 第5エイド(菊川)103.6kmまで
- 第6エイド(深坂自然の森)125kmまで
- フィニッシュ(オービジョンスタジアム)130km
- まとめ
出だしが勝負
出だしが勝負とは午前8時のスタートのことではありません。
駐車場の買い物が午前5時となりますので、なるべくスタート地点に近いところに車を止める、というのが出だしの勝負所です。
このため、この日は午前4時に起床。
この若干寝不足気味が、この大会に大きな影響を及ぼすと思ってもいませんでした。
昨年も同様に午前4時に起きて、駐車場5時の開門に合わせてスタート位置の場所取りをしました。
午前5時前にはオービジョンスタジアムの駐車場に到着。
さっそく車から自転車を降ろしてフロントタイヤの取り付け、スタート時点の場所取りに自転車をします。
先頭1列目は確保できそうでしたが、今回はちょっと遠慮して3列目の真ん中スタートを確保しました。
ただでさえあまり速くないのに、スタートで出遅れると大変な思いをしてしまいそうなので、スタートだけは前の方です。笑!
駐車場の様子を見てみると、前日から車中泊をしている人がちらほらいるような感じでした。
まず、この駐車場の場所取りをしないと、オーヴィジョンスタジアムから離れた所に車を誘導され、その駐車場からオービジョンスタジアムまで自転車に乗って移動しないといけないという労力をすることになります。
そして、スタート地点も確保した後午前6時の受付開始まで車でのんびり朝ごはんです。
朝ごはんはどうしようかと色々悩みましたが、サンドイッチとおにぎりとコーヒー牛乳、
ある程度軽めにカロリー摂取できるものを選択しました。
そして午前6時の受付開始と同時に、申込書を事前の車検証を提出して受付を済ませました。
そしても参加賞をもらいました。
2018年の参加賞はサイクルキャップでした!
意外とこれが良かったんですが、今年度2019年度の参加賞はミニバッグです。
そして7時50分からスタートセレモニーです。
今回のゲストライダーはチャリダーの坂バカ女子部でおなじみの、お笑い芸人牧野ステテコです。
スタートからハイペース
そして午前8時!2019年ツール・ド・下関がいよいよスタートしました!
3列目からのスタートなので8時1分にはスタートできたと思います。
オープニングセレモニーで、牧野ステテコの写真を撮るのにスマホを出していたので、サイクルバックにスマホを固定する時間がーっ!
バタバタで固定してたので、3列スタートで良かったです。笑!
スタート序盤は大通りに出るまで全体が列となって走るので、ペースはあまり速くなりません。
しかし、段々道幅が広くなると皆さんのペースもだんだん早くなり、自分のペースもつられて早くなっていきます。
これはある程度予測していたことなんですが、この序盤のペースの早さにちょっと驚きです。
速度も35キロ前後、ケイデンスも90回転以上です。
1人での練習走行では30キロ前後、ケイデンスも80回転前後です。
まあ、複数人で走るとペースも釣られるのはある程度予測の範囲内ですが、明らかにオーバーペースです。
前半で足をつかってしまいそうな予感です。
第1エイド(室津)20kmまで
国道に出たから、海沿いを走るのに北西の風、向かい風が強くてかなり速度が落ちてきます。
先頭に出ると向かい風をモロに受けて大変なので、同じペースの人を探して後ろをしっかりついていきます。
ただ、同じペースの人を探したとしても、その人も前に引っ張られる形になるので、結局は前半ハイペースでかなり進んでいきました。
そして、吉母海水浴場を過ぎて室津に抜けるまで、最初の登りが待ち構えていました。
地域の沿道の方の声援が力になります。
ここの登坂は事前の練習の通り、軽めのギアを選択して、ケイデンス80キープするように走行しました。
しかし、速い人はやっぱり速いです。足がよく回ってます。
登坂でもぐいぐいぐいぐい抜かれていきます。
この頃になると、スタートの集団もかなりバラけて、皆さんが各自のペース走行になっています。
第1エイドの補給食はバナナ、ドリンク、川棚まんじゅうです。
ツールド下関特別商品だそうです!
第2エイド(土井が浜)46kmまで
第1エイドポイントを出発して、次の第2エンドまでおよそ26キロの走行です。
下関ゴルフクラブの横を通り、川棚駅の裏、下関豊浦済生会総合病院の裏辺りを走行して、海沿いに出ていきます。
30キロ小串の漁協すぎのあたりから、踏切を越え、国道に出ます。
この間は北西の向かい風が強く、1人での単独走行はしないで、同じペースの人を見つけてずっと後ろをついていくということに専念しました。
ただ、ここまでのペースも意外と早く、結構足を使ってしまった感じがあります。
さあ、国道191号線に出ててからは、上り下り上り下りと続いていきます。
そして早速、国道最初の登りに差し掛かった時にフロントギアをインナーに落とそうとしたら、チェーンが外れてしまいました。
(*_*)(*_*)(*_*)
ビンディングのクイックリリースを素早く外して、ロードバイクから下車して、さっとチェーンをかけ直して走行再開です。
案の定、手がチェーンのオイルまみれになってしまいました。
そんな時のために、リストバンドをウエス変わりとして準備しておりますので大丈夫でした。
ここもいくつか峠越えがありますが、自分のペースケイデンスを守って走行していきます。
ここの登坂も速い人はやっぱり速いです。
足がどんどん回ってる!重たいギアでもグングン回っていきます。
気温も徐々に高くなってきてこの辺りからふくらはぎの上あたりが少しピクピクし始めてきました。
こんな序盤に足がピクピクしたのでは話になりません!
完走も危うくなってきます。
まだ走行距離にして40キロを走ってないぐらいのところでした。
そして、こんな時のために準備をしていたお守り漢方の登場です。
ウェアバックポケットからサッと取り出し、
足のピクピクがひどくなる前に早めに漢方の服用です。
これは走行性があると評判の漢方ですので、すぐに足のピクピクはなくなり、通常走行することができました!
ただし、これ持続性があるのか?
検証はまだしてないので、不安な要素が残ったままの走行が続いていきます。
ここで早めに気付いておくべきでした。
足がピクピクしているということは、もう体に負担がかかっている証拠です!
足の痙攣がなくなったからといって、ペースを上げたり無理な負荷をかけることはしない方が良かったはずです。
そして、1回漢方薬で足の痙攣を騙しつつ、第2エイドポイントに到着しました。
ここでのエイド食は羊羹、二見饅頭、サザエ飯、バナナ、アミノバイタルです!
サザエ飯、超最高でした!!
おにぎりの中にサザエのコリコリとした食感!美味し!
ここで右のふくらはぎの上のあたり、ランナーズ二ー痛の兆候が少し出てきました。
お守りセットの中からエアーサロンパスですばやくアイシングをしておきました。
130キロの完走を目指すためには、早め早めの予防が大切です。
ここでの休憩も昨年よりは少し多めに取ったことだと思います。
第3エイド(私設エイド)68kmまで
第2エイドを出発して、ここから次の私設エイドの68キロ付近までは四つの峠越えがあります。
まず一番目は角島大橋に向かう手前の峠です。
ここは例年前半でも自転車を降りて登っている人の数を多く見掛けるところです。
一番軽めめのギアを選択して、体に負荷がかからないようにペダルをどんどん回していきます。
そして、2番目の峠越えは、角島大橋を過ぎて国道に出るまでです。
ここも平均勾配がかなりきついところです。
完走を目指す為に、無理をしないで着々と進んでいくところです。
そして3番目の峠越えは、60キロを過ぎた辺りの「ほうせんぐり海浜浜公園記事を」を過ぎた所の通称だるまや屋の坂です。
ここも平均勾配がきつい上に、かなりの距離を上っていかないといけません。
ここも無理をせずに軽めのギアでコツコツと進んでいきます。
そして、国道から山道に入って緩斜面をずっと登っていきます。
そして70キロ手前に私設エイド酒屋さんの登場です。
ここは例年ボランティアで私設エイド設定してくれる、大会ではとってもありがたい場所になります。
ただ、道幅も狭く、自転車を止める場所もないので、車の通行にも十分注意しなければなりません。
ここでおにぎりとジュースを頂いて、ちょっとお手洗いを拝借しました。
ここで気づいたのです。
70キロ近く走行してあまり汗が出ていません。
負荷をそんなにかけてないこともあると思いますが、エイドエイドで吸収した水分やドリンク、マイボトルの水分は全てトイレで排出されているような気がします。
汗が出てない・・・。
これは「体調があんまり良くない証拠」だと感じた瞬間でした。
第4エイド(みのりの丘)85.8kmまで
私設エイドを出発して、次のみのりの丘エイドポイントまでおよそ、20キロ近くを登っていきます。
ここの登坂で、遂にランナーズニーの痛みが激痛に変わってきました。
ペダリングも精彩を欠いて10回回しては休んで、
10回回しては休んでの繰り返しです。
痛みに耐えながら、膝をだましだましのペダリング。
次のエイドポイントまでは頑張ろうと思いました。
そして、みのりのエイドポイントの直前で、膝の激痛に雄叫びをあげ、とうとうロードバイクを一旦降りることとなってしまいました。
ここは無理せず、目の前のエイドまで100m近く押して歩いて行くことにしました。
エイドポイントの補給食は、そば、ジビエウインナー、アイス、バナナ、おにぎり、ドリンク、塩飴です。
昨年ここに「角煮まん」があって大好評だったんです。
今年は探してみると角煮まんありません残念でした。
しかし、アイスがとっても美味しかったです!
膝の痛みもあり、全部のフードを写真に収めることができませんでした。
申し訳ございません。
ちなみに下の写真は、ジビエウインナー!
鹿の肉やイノシシの肉を使ったウインナーです。
これが野生の感じがなくて結構美味しかったですよ。
ここで休憩をたくさん取ることにしました。
去年の記録を見ると、ここでの休憩時間は10分で再度走行開始しております。
先程の膝の激痛はペダリングができないほどのものでした。
休憩して膝の痛みは回復しなければ、回収車のワゴンに回収をお願いしてリタイヤすることを考えました。
救護のテントに向かって、エアーサロンパスとアイシングをお願いしました。
アイシングはありませんと言われましたので、テーピングをお願いしました。
ただ、このテーピング、汗をかいていたり、エアーサロンパスを膝にたくさん吹き付けていたので、
全然粘着力が弱く、テーピングの役目を果たさずすぐに外れてしまいました。
そこで、そうだ!と思い出したのが、お守りの中にある痛み止めロキソニンです。
迷わずロキソニンを服用して、効果が出る30分以上は休息を取ることにしました。
トータルここでのエイド滞在休憩時間は1時間以上となるものでした。
エイド食も美味しかったです!
一服する時間もあったので、結果的にはここのエイドでたくさん休憩が取れたことが良かったのだと思います。
第5エイド(菊川)103.6kmまで
痛み止めの効果が30分ぐらい経つとではじめたでしょうか。
みのりの丘を出る前に、駐車場でちょっと乗って走ってみて痛みがないかを確認です。
痛みが全くないわけではありませんが、激痛ではありません。
負荷もある程度かけられることが確認しました。
どれくらいの時間、膝がもつか分かりませんが、ここでリタイアせずに済みそうです。
そして、次のエイドポイント、菊川エイドポイントを目指しての走行再開です。
エイドを出て早々、「フルーツロード」と呼ばれる果敢な登りが攻めてきます。
ここでの上りはおよそ5キロぐらいあるでしょうか。
かなりの急斜面もあります。
ただ、ここで同じペースの人と一緒に話しながら登りを走ることができたので、意外と辛く感じることはありませんでした。
ここで一緒に、フルーツロードを登ってくれた方に感謝です。
周南市から来ていた人のようです。
ありがとうございました!!
この周南市から来た人は、フルーツロードの登りをフロントアウターギアで、パワーでどんどんどんどん登っていく感じのタイプでした。
ここを登り切ってしまえば、残りの10キロぐらいは下りがずっと続くので、エイドポイントまでは頑張れそうです!
10回漕いでは流して、また10回漕いでは流して。
自分の膝に騙しだましのペダリングが続いています。
そして、103キロ地点の菊川エイドポイントに到着しました!
ここでは計測チェックがありますので、自転車ごと計測マットの上を通過します。
ここのエイドポイントは地元の高校生がボランティアとして参加している、
とっても元気なエイドポイントです!
エイドの方の声援が、頑張りや元気に変わる、
すごくありがたい場所です。
フードは梅干し、ラッキョウ、そうめん、コーラ、クッキーを頂きました。
だんだん気温も高くなってきたので、頭からバッシャーンと水かけを行ないました!
第6エイド(深坂自然の森)125kmまで
菊川のエイドポイントを出れば、残りおよそ25キロ完走ももうすぐ目前です。
但し、ここからはだらだらとだらだらと長く緩斜面が続いていく上りになります。
ここで緩斜面だからといって、ぐいぐいぐいぐいいってしまうと、
最後の深坂の峠を上がるのがしんどくなってしまいます。
ここまでくればもう完走は目前なので、
無理をせず身体に負担をかけず、
軽めのギアでケイデンスを維持して、
同じペースの人にしっかりついていかせていただきました。
そんな後半の中でもパワーが残ってる人はどんどんどんどん追い越していきますね。
体力も足もまだ使い切ってない感じで、日ごろのトレーニングの成果が出てるのを感心させられます。
ここでも自分の膝は完全にもう終わっていました。
だましだましのペアリングが、他の体の部位にも徐々に痛みとなって出始めてきた頃です。
ここで思い返すのが、
フルーツロードを一緒に頑張ってくれた人と、話しながら楽しく走る時の精神的負担の軽さです。
今回のツールド下関は知り合いが一緒に参加できなかったので1人での参加となりました。
同じペースの人についていく。
空気抵抗を受ける先頭にならないように注意する。
といった走り方はとても大事になってくると思います。
ただ一番大切なことを忘れていました。
楽しく走る!ということです。
一緒に走る知人はいませんでしたが、その集団の中で声かけをしながら、後半の緩斜面の登りは楽しく走ることに徹することができました。
そして最大の峠!
深坂の峠に差し掛かりました。
みのりの丘エイドポイントの直前で、
奇しくも膝痛のためにロードバイク降りてしまいました。
この深坂の峠は膝が痛くても完全に登りきってやる!という思いでいっぱいでした。
そんな上りの頂上付近に差し掛かった時、
今回初参加の下関市長と出くわすことになりました!
市長はロードバイクから降りて深坂の峠を頑張って登っていました。
思わず「頑張れー!ファイトー!」と声をかけていきました!
高校の一個上の先輩ですからね!
そして、ゴールまであと5キロ。
深坂エイドポイントに到着しました。
ここでは塩飴、ドリンクをいただきました。
救護テントに向かいました。
エアーサロンパスが既にもう在庫切れ!!
(._."Ⅱ)
気合であとは行くしかありませんね。
フィニッシュ(オービジョンスタジアム)130km
そして、ここまで来ればもう残りは下り坂!
安全運転をしてしっかりゴールを目指していきます。
そして山あり苦難あり、激痛ありの
今回2019年ツール・ド・下関!
オービジョンスタジアムで16時ゴールをしました!
15時ゴールのコーラでの祝杯乾杯セレモニーには間に合いませんでした!
昨年は14:30にゴールできましたが、各エイドのおもてなしなどをしっかり楽しむ余裕が去年にはありませんでした。
ただ今年度は自分の体の痛さもあったと思いますが、
各エイドで休憩をしっかりできたこと!
エイド食を楽しめたこと!
痛みもありましたが、今回の2019年ツール・ド・下関は楽しかったです!
フグ鍋です!
えー!フグ入っとらんやん!!
ハズレをもらいました!www
名産の「そよ風ヨーグルト」
市民県民の味ですね!
うまい!
完走証とバッチをもらいました!
まとめ
2019年ツール・ド・下関の走行データです!
走行データ
スピードデータ
心拍データ
ケイデンスデータ