【続】乗り物酔い克服!?
乗り物酔いが克服できるか!?
続編です。
前回は、乗り物酔い対策として三半規管に刺激を与えるというメガネグッズを紹介しました!
今回は乗り物酔いのメカニズムの検証です。
乗り物に慣れてる人でも酔う
- 車好きのトラックドライバーが、奥さんの運転を案内して車酔する。
- 釣りが大好きな男性が船酔いをする。
- 飛行機に乗り慣れているビジネスマンが体調不良や空腹で飛行機に酔う。
というというよう、に普段乗り物に慣れている人でも、乗り物酔いをすることがある。
これは一体どういうことなのか?
実験検証
男性が、模様が流れる機械の前に座り、指示に合わせて頭を傾けるという実験。
10分後、男性は酔ってしまった。
顔面は蒼白となり、血液検査の結果はストレスホルモンACDHが大量に分泌されていた。
人間にある3つの体内センサー
人間には姿勢をコントロールする三つのセンサーがある。
視覚
傾きを認識する視覚、つまり目のことである。
景色の流れで移動していることを脳に伝える。
足の筋肉や関節からの情報が傾斜を感じる。
三半規管
三半規管ではリンパ液の流れを感じて体にかかる加速度が分かるようになっている。
前底器
さらに前底器という器官に、耳石というものがあり、体の傾きを感じる。
酔いの生じるメカニズム
人間はこの3つのセンサーから情報を収集する。
そして、脳全体で統合して姿勢やバランスをコントロールしながら様々な運動、動きのパターンを記憶している。
記憶された動きやパターンであれば、感覚混乱は起きない。
つまり、酔いは生じない。
経験のないセンサーのずれは感覚混乱を起こし、それを不快とする大脳辺縁形がストレスホルモンを分泌する。
ストレスホルモンは呼吸器、胃、小腸などの調整をする自律神経を不安定にする。
結果的に呼吸が早くなり、顔が青ざめ胃がムカつき嘔吐してしまうのである。
まとめ
つまり、乗り物酔いを克服する為には、自律神経を安定させる、不安定にさせないことが大切である。
その方法は
- 前日に十分に睡眠をとること
- 当日は食事をしっかりとること
- トイレに行くこと
- 自分は酔わないぞと暗示をかける
- カーブを予測して曲がる方向に体を傾ける
そして何より乗り物に対する訓練を楽しみ、乗り物に慣れてしまうことである。