【節約】DIYにチャレンジブログ ~チャレブロ~

ロードバイク、キャンプ、ブログ運営、マネタイズにDIYでチャレンジしていく節約ブログ。



ロードバイクにキャンプに車にブログ運営

え!?真実は…。高齢者が起こす交通事故に対する大きな誤解!


広告

スポンサーリンク

連日、テレビや新聞等で報道される、高齢者が起こす交通事故。

 

アクセルやブレーキを踏み間違えて、歩行者や壁等に突っ込んでいくような悲惨な交通事故。

 

年寄りになるとアクセルとブレーキを踏み間違える事故が多いから、

  • 年寄りは運転を気をつけんにはいかん!
  • 免許を返納せねばいかん!

と思っている人多いんではないでしょうか?

 

ただ皆さんは、日々の報道でメディアに刷り込まれている部分があります。

 

 

www.challenge-blog.work

 

 

www.challenge-blog.work

 

 

 


f:id:Iwaown:20190605082557j:image

 

交通事故統計


f:id:Iwaown:20190610235725j:image

ここ近年の交通死亡事故件数統計を見てみると、第1位は65歳以上の高齢者、ついで第2位は40代となっています。

 

ただ、この交通死亡事故件数が65歳以上が1位、40代が2位というのは仕方がないのです。

 

単純に65歳以上が危険な運転をする、40代が昔ヤンチャな運転をしてたというデータではありません。

 

単純に言うと、その世代の人口が多いということです。

 

団塊の世代となりつつ、70代前半の方、第2次ベビーブームの40代の方の人口は他の世代と比べると圧倒的に多いのです。

 

つまり、その世代の人口の総数が多いので、事故の件数も必然的に高くなってしまうという統計です。

 

ただ、統計も単位が違えば順位が変わります。

 

死亡事故を起こす割合が高い年齢層で見ると順位が変わってきます。

 

割合別に見ると、第1位は16歳から24歳のいわゆる運転弱者と言われる世代が死亡事故を起こす割合が高いです。

第2位は65歳以上の高齢者となります。

 

これはいつの時代であっても、「若者と年寄りは死亡事故を起こす割合が高い」ということです。

 

死亡事故件数はというと、免許人口によって件数は大きく変わってきます。

 

 

運転に必要な三要素

皆さんも教習所で習ったことがあるでしょう。運転に必要な三要素。

認知、判断、操作というものです。

認知

認知とは、目で見る耳で聞くといった五感の部分を指します。

判断

判断は頭で考える、危険を予測するといった部分のことになります。

操作

操作は車の運転で言うと手足を動かすという部類になるでしょう。

 

この認知判断操作において、どの部分が交通事故を占める割合が高いと思いますか?

 

高齢者に限らず、全世代による交通事故の70%弱は、「認知」が関係する交通事故なんです。

 

意外と思われるかもしれませんが、交通事故のほとんどが安全確認をしていないことや見落としや見誤りが原因であることがほとんどなんです。

 

つまり、言い換えると、ほとんどの事故はしっかり見て安全確認しておけば防げるものばかりなんです。

 

次に「判断」による交通事故は、全世代を問わず、事故総数の20%ぐらいを占めます。

 

このパターンで交通事故を起こした人の言い訳はほとんどは

「まさか歩行者が飛び出てくるとは思わなかった」

とか、

「まさか相手が急に曲がってくるとは思わなかった」

と言った危険予測ができてない典型例がほとんどです。

 

次に「操作」によるミスの事故は事故全体の10%程度しかないんです。

 

実際にこれは皆さんにとって意外かもしれません。

 

よく皆さんが「運転が上手い下手」という表現をされる方が多いと思います。

 

その「上手いか下手か」の多くはこの「操作」を指している部分がほとんどです。

 

ただ、その「上手いか下手か」で起こる交通事故の様子はたった10%程度しかありません。

 

考えてみてください。

 

運転が、どんなに得意で上手だと思っている人も、

 

目隠しをして「認知」できない状態ではいとも簡単に事故になってしまいますよね。

 

逆の言い方もできます。

 

運転が好きじゃない苦手だと思っていても、しっかり「見て・考えて」おけば多くの事故は未然に防ぐことができるものばかりです。

 

メディアに刷り込まれた印象

高齢者の特徴的に起こる「アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故」は「操作のミス」によるものということができます。

 

この操作のミスによる交通事故は、事故の総数に対してたった10%程度しかないもんなんです。

 

65歳以上の高齢者の人口が多いので、件数的にはもちろん多く見えます。

 

ただ皆さんが日常的にテレビや新聞などのメディアによって高齢者のアクセルブレーキの踏み間違いによる高齢交通事故を目にする機会が多いですよね。

 

ただこれ、実際は珍しい交通事故が起こったということで、メディアが大きく取り上げてる印象が否めません。

 

珍しい事故は起こったぞ!大々的に報道すれば視聴率が取れるかもしれない!

といったメディアの陰謀を若干感じます。

 

視聴者側はそういう映像をたくさん流されることによって「ああこういう交通事故は多いんだ。気をつけないといけないなぁ」といった印象になっていると思います。

 

ただ皆さんも考えてみてください。

車を運転中に、「あ、パトカーがいる、救急車がいる、交通事故はしてる」状況を見かけた時に、

アクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニやスーパーの壁などに突っ込んだ交通事故を日常目にしてることがあるでしょうか?

 

それを見たことがあるのであればかなり貴重な経験です。

 

交通事故全体の10パーセント程度しかないものを目の当たりにした訳ですから。

 

皆さんが日常よく見かけてる、交通事故の現場などは、ほとんどが「見る」(認知)ことが関係するもの、「危険予測が正しくできてなかったもの」(判断)による交通事故ばかりです。

 

ただし、こういったニュースは新聞には小さく、夕方のニュースの一コマとしてでしか取り上げられないものばかりです。

 

 

操作ミスを起こす身体的衰えの判断方法

ただ、高齢者の事故でアクセルとブレーキを踏み間違える事故は特徴的です。

 

この原因は身体的衰えが影響していると言われています。

 

運転操作は基本的に急ブレーキ急ハンドル急アクセルといった「急」がつく操作は厳禁です。

 

ハンドルもアクセルもブレーキも滑らかに運転するというのが安全運転の基本です。

 

高齢者になるとどうしても身体的衰えからアクセルブレーキハンドルのなめらかさがなくなり、「調節する」という操作が困難になってる場合が多いです。

 

 

アクセルブレーキを踏み間違える事故を起こす人の特徴

アクセルブレーキ踏み間違える事故を起こす運転操作の特徴があります。

 

ハンドルアクセルブレーキの操作が急操作とは言わないにしても、

  • アクセルを踏むとき「ポン」と踏む
  • ブレーキを踏むとき「ポン」と踏む
  • ハンドルを切る時、据え切りのようにカクカク切る

というのが特徴です。

 

通常の街乗り走行ではあまり気にならないかもしれませんが、車庫入れや狭い道を通過してもらうと顕著にその傾向が現れます。

 

年齢による身体的衰えで滑らかな操作で調節する筋力が衰えてしまっている証拠です。

 

その車に同乗してみると、乗り心地も悪く「かくかくした操作」で今にも車酔いしてしまいそうな感じです。

 

ただし、ここで大問題があります。

 

操作している本人は、

「至って普通、上手に出来てると思い込んでいる人がほとんど」

です。

 

あなたのアクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作、こういう風に「カクカク」なってますよ!

という風にやってみせても、

「ワシはそんな運転にはなっとらんぞ!」

という風に自分では全く気づいていません。

 

高齢者事故を起こす最大の原因は、

「自分の運転が自分自身で危険な行動になっているというの認識がない」

ということです。

 

その当事者も同乗者側になってみると、

「そんなカクカクした運転危ない!」

という風にすぐに答えます。

 

高齢者事故を未然に防ぐためには、そういう「カクカクした運転」を自分の家族がなっているのであれば、まず、注意しないといけない、声かけをするということが必要になってきます。

  

セルフチェック

自分の運転がカクカクした運転になっている、本人が自分でわからないのが最大の欠点と言いました。

 

自分自身でセルフチェックできる方法があります。

 

スーパーやコンビニなどの駐車場にある車止めるブロックのタイヤの当たり方です。

 

通常であればタイヤの車止めブロックに優しく「コツン」と止めるのが通常の操作ですが、

踏み間違えをされる要素の方はこの車を止めブロックに勢いよく「どーん」当たります。

 

まあ、ちょっとうまくいかなくてたまに強く「ドーン」と当たって、

同乗者の方に「ごめんね」ということはたまにあるかもしれません。

 

この車止めブロックにしょっちゅうしょっちゅう強く「どーん」「どーん」とタイヤをあてる運転に関しては、踏み間違える危険要素を含んでいるということができます。

 

車止めブロックにタイヤが強く当たった場合は、運転者自身も自覚や、認識があります。

 

 

 

あと、身体的には「階段の上り下りが無理なくできるか?」などもセルフチェックできる重要な要素です。

 

足腰の力強さ、調節能力を必要とする筋力の衰えは階段の上り下りが苦になる人が多くなります。

 

階段の上り下りが苦になる人は、運転に関しても注意が必要になってきます。

 

まとめ

特に田舎の地域は「車がないと生活苦になる、免許は返納したら生活できない」と言われる方ばかりです。

 

免許返納!「返納」という言葉が先走っていますが、そういう地域の人のことを考えたら安易に返納という言葉を使うのはどうでしょうか?

 

田舎の地域でも、免許返納者に対する行政のサービスが手厚かったら、免許の返納率はもっと伸び、団塊の世代による交通事故は減少できるはずです。

 

自動ブレーキやアクセルブレーキの踏み間違え事故を防ぐ支援装置が付いた車を運転する「高齢者専用免許」などというのが最近ニュースになっています。

 

もちろんそういった導入も大切かもしれませんが、結局は車を買い換えることの経済的負担を高齢者に強いてしまいます。

 

仮にこんな行政のサービスがあったらどうでしょうか。?

「免許返納者は月額1万円で市内は24時間365日、タクシー乗り放題。」

まあもちろん仮に考えたサービスなので金額的な面やサービス的な面は検討する余地はあるでしょうが。。。

 

路線バスの割引サービスを免許返納者に対して充実させたとしても、田舎の地域ではそこまで路線バスが充実してません。

 

ただ、高齢者が免許を返納しても、その行政のサービスだけで生活苦にならずに生活を送れるという選択肢があるのであれば、その行政のサービスを受けるために免許を返納しようという人の数は増えてくるはずです。

 

月額1万円、15000円ってどうでしょうか?

 

高いと思うか安いと思うからその人次第でしょうが、ガソリン代や車検代、保険代等考えると普通車の維持費に月1万円以上はかかっているはずです。

 

さらには高齢者が自分で運転することによるリスクを考えれば、その費用は安く感じることができるかもしれません。

 

その車の維持費にかかっているお金を、免許返納者は、行政のサービスを受ける費用として支払い、行政はサービスの充実費として当てるのは正しい考え方だと思います。

 

市内全部とまでにしなくても、片道10キロだけで限定したらどうでしょうか?

 

返納「返納」と先走る言葉だけではなく、返納した人が生活苦にならないようなサービスを考えたりして、返納することにメリットを感じられるような仕組みやサービスを作ることの方が、大切で重大な課題です。

 

 

www.challenge-blog.work

 

 

www.challenge-blog.work

 


20190321 Challenge blog started