負のスパイラルの始まり!飲酒運転に注意!アルコールが体内にとどまる時間
悲惨な事故を招きかねない飲酒運転。
今のご時世、飲酒運転はダメという認識を持っている方がほとんどです。
ただし、正しい知識を持っている方が意外と少ないのではないでしょうか。
飲酒後、何時間たったら運転OK?
飲酒をして、肝臓でアルコールが分解されるには、とても時間がかかります。
よく言われる、「アルコールの一単位」を分解するのに個人差があります。
およそ一般的な理論としては、アルコールの一単位を分解するのに、およそ4時間ぐらいかかると言われています。
では、このアルコールの一単位とは一体どれぐらいなのでしょうか?
- ビール500ml
- 日本酒一合
- ウイスキーダブル一杯
- ワイン小グラス2杯
- チューハイ350ミリリットル缶
- 焼酎コップ半分弱
となっています。
例えばビールを中瓶三本、アルコール三単位を飲んだ場合はアルコールが体内に十二時間とどまり、飲み会でたくさんのお酒を飲んだら、次の日でも飲酒運転の可能性が大きくあるということです。
個人差が大きい
この飲酒によるアルコールの影響は、個人差が大きいとはいえ、飲酒による判断力の低下、反応時間の遅れはお酒に強い弱いには関係なく必ずしも発生します。
酒に強いほど酔っている自覚がない分、より注意を必要とします。
アルコール依存症
習慣的にお酒を飲む人、毎日晩酌をする人で1日平均三単位を超えるような場合はアルコール依存症予備軍です。
アルコール依存症になると、飲酒運転をしてしまうリスクが非常に高まります。
各都道府県の精神保健福祉センターで保健所でアルコール依存症相談を受け付けています。
飲酒が習慣的になっている人、飲酒を改善したい人は利用しましょう。
ちなみにこれは本人以外でも相談ができます。
飲酒運転は人生が変わる
飲酒運転は死亡事故などの重大な交通事故を引き起こします。
お酒を飲んでから時間が経ったので、運転してもいいだろうという安易な考えはとても危険です。
少しでもお酒を飲んだ時はもちろん、絶対に運転してはいけません。
また運転する予定のある人にお酒を勧めたり飲ませたりしてはいけません。
運転者が酒を飲んでいることを知りながら送迎してもらうことをお願いしたりして、その車に同乗することも、飲酒運転幇助となります。
当たり前のことですが、運転者に飲酒させたり、編集した人に車両を提供した場合、飲酒運転を幇助したという場合、厳しく罰せられます。
- 酒酔い運転、酔っ払った状態で運転した場合は5年以下の懲役又は100万円以下の罰金になります。
- 酒気帯び運転呼気中のアルコール濃度が0.15ミリグラム以上の場合は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金になります
酒を飲んで運転すると、1回で、運転免許の取り消し処分を受けることになります。
負のスパイラルの始まり
飲酒運転で免許を取り消されてしまうと、欠格期間と言って一定期間免許を取ることができません。
社会的責任も負わされることが多いので、会社をクビになる方も多いそうです。
会社をクビになると収入がなくなります。
家族を養っていくことができずに離婚に発展する方も多いです。
運転免許がないために、再就職も難しくなってしまいます。
欠格期間が終わって、また免許を取得するために教習所に通うお金を払わなければいけません。
たった1度の飲酒運転が人生の歯車を大きく狂わせてしまう方は、現に多いようです。
たった1度の人生を狂わせない為に飲酒運転には1ミリとも関わり合いを持たない強い意志が必要です。