アラフォー世代を苦しめる日本の危険な仕組み!
2019年7月5日更新
日本で就職氷河期と言われた1993年から2005年の間、
この時代に高校や大学を卒業した方が今現在アラフォー世代です。
今を一生懸命生き抜くことも大切ですが、将来を考えたらこのアラフォー世代。
今現代の日本の仕組みにおいてはかなり大変になってきます。
アラフォー世代が残り40年間を考えた、ファイナンシャルプラン。
年金や退職金はあんまり当てにできない
今現代の日本社会において、20年先の退職金や年金制度はどうなっているでしょうか?
定年が60歳からどんどんと先延ばしされていくことは予想の範囲内です。
しかも年金を受け取ることのできる年齢はどんどん先延ばしされ、
アラフォー世代が年金を受け取れるのは70歳くらいになっているでしょう。
会社の退職金はどうですか?
退職金の乗率の変更などをして、受け取ることのできる退職金額が当初より少なくなってきている職場も多いと聞きます。
退職金や年金は当てにできないのがアラフォー世代なのです。
何せ、団塊の世代の子供たち。
第二次ベビーブームの人々ですから、そこそこの人口がいるのです。
自分自身の将来設計をするときに、
「退職金0、年金0」として考えていかなければなりません。
少しでもあればラッキーぐらいの感覚を持つことが必要かもしれません。
定年後は1人毎月15万円生活費として必要
60歳以降で標準的な暮らしをしようと思えば、
「一人、毎月15万円程度必要」だそうです。
子育ても終わって、住宅ローンなども終わっている試算です。
つまり、単純計算で、夫婦2人で毎月30万円程度必要です。
平均寿命の80歳程度まで生きたとして、夫婦二人でおよそ
30万円×12か月×20年=7200万円
必要になります!
ひょえー!
老後の蓄えとして、毎月いくらの貯蓄が必要か
つまり、単純に60歳までに残りの20年間で、60歳から80歳までの人生20年分の貯蓄をしないといけない!
ということになります。
逆算すれば簡単です、
60歳から80歳までの20年間に夫婦2人で必要な総額の生活費7200万円を
アラフォー世代は残りの20年間で貯蓄をしないといけない。。。
つまり、
7200万円÷20年÷12か月=30万円/月
毎月30万円の貯蓄をしないと、老後の蓄えとしては標準的な生活を送ることは厳しいことになります。
ある程度の退職金を考える人が多いと思いますが、、、
退職金は住宅ローンで消えませんか??
ある程度の年金があると考える人が多いと思いますが、、、
毎月5万円の年金が一人にあったとしても、夫婦二人で10万円。
としても、やっぱり毎月20万円程度の貯蓄を必要とします。
毎月20万円の貯蓄をしろ!
できませんよね。
ただ、今の日本の仕組みはそうなっています。
20万円の貯蓄ができないなら、死になさいとでも言わんばかりです。
今の日本のしくみのままだと、アラフォー世代はお先真っ暗です
アラフォー世代は子育てに、仕事に、介護に追われ、これからたくさんのお金が必要になってきます。
にもかかわらず、働き方改革で残業代はカットされます。
消費税も10%に増税されます。
今のアラフォー世代は自分の仕事で働いたお金をコに使い、親に使い、家に使い。
親とはそういったものなのでしょうが、自分の将来が老後が安心できるものであれば、それでいいかもしれません。
団塊の世代は自分たちがやってきたことを自分の子供にも求めます。
それを見て育ってきたアラフォー世代は、それがいいものだと思い、自分の親を真似して生きていこうとします。
ただし、今現代の日本の仕組みにおいては、昔のやり方が今現代には全く通用しません。
アラフォー世代でも、結婚をしない、子供がいない家を買わない。
そんな選択は団塊の世代の人間からしたいみたら、否定的であったのかもしれませんが、
今の日本の仕組みの中では、
「これをしたら正しい安定する!」
という選択はありません。
まとめ
今の日本の仕組みにおいては、アラフォー世代は
- 働き方改革
- 消費増税
- 親の介護、
- 子供の教育費
- 住宅ローン
- 自分の生活
何一つ明るい材料はないのです。
ただ、そんな中でも生き抜いていかなければなりません。
今を一生懸命生きることも大切ですが、
将来に備えたしっかりした設計を、今のうちから立てていかないと
「将来こんなはずではなかった」
となってはもう既に遅いのです。